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12月X日
この週末はパリから車で約45分、フォンテーンヌブローの森にある友人のウィークエンドハウスにお泊まり。ウィークエンドハウスといったって、6200平方の家にプールがある庭付きの本格派。昼間は森を散歩して、夜は暖炉のそばでうたた寝。僕は暖炉が大好き。薪の燃えるパチパチした音も大好きだし、薪の束の中から適当なサイズの小枝を引っぱりだして、部屋中を薪だらけにして遊ぶのはもっと大好き。度が過ぎてたいてい叱られて終わるけれど。
12月X日
親友のアルチュールが、ドックホテルから帰ってきた。ご主人が一か月ヴァカンスでいなかったので、ドッグホテルにあずけられていたんだって。でもアルチュールの顔は白髪でまっしろに。驚いた。ご主人に会えないのはストレスがたまるんだって。
12月X日
ボクは毎朝、散歩のあとにご主人といっしょにカフェに行く。ご主人がカフェオレとクロワッサンの朝ご飯を食べているあいだ、ボクはおとなしくしていないといけない。朝はニンゲンって気が立っているから。
12月X日
今夜はご主人といっしょに、お寿司屋さんに。ご主人によれば、お寿司屋にイヌがいけるなんて、フランスならではだって。
12月X日
12月の夜はしんかんとした寒さ。真夜中の公園のお散歩タイムはいつだって気持ちがいい。クリマス用のもみの木屋さんのもみの木の間をぬってボクは走る、走る。今夜はコッカースパニエルのスプーンも加わって、真夜中のイヌの運動会だ。公園の枯れ木並木に飾られたグリーンのイルミネーションが、風にはるか流れる。

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