肖像画というものは難しいものがあります。あまりインパクトが強くても普通の人が壁に飾るのに抵抗がありますし、素晴しいものはやはりコピーの質がよくて、ですから必然的に高いものでないと飾る値打ちがないと思ってしまいます。
この小ポスターはマティスのものですが、彼は一筆書きのようなシンプルな絵を得意としました。これは日本の筆のようなタッチのもので優しい感じの若者を描いたものです。これなら邪魔にならず、しかも壁に飾っても充分鑑賞に堪えうるものになります。
ルーブルの本屋の2階のおみやげ品売り場で見つけました。
Librairie du Louvre
11.80ユーロ
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