この季節、パリを歩いているとふわりと風にのって香ってくるTilleul / 菩提樹の花の香り。
その他の季節は、地味な街路樹なので、気をとめることなく通り過ぎてしまうのですが、そのこっくりと甘い蜜のような香りに改めて菩提樹が多く植えられているのだと気づきます。
英語ではリンデンと呼ばれ、昔から乾燥させた花はハーブティーとして飲まれています。
今年はちょうど花を摘んでいるマダムと立ち話になり、よい花の見分け方やお茶の効能(ぐっすりと眠りにつけ、リラックス効果がある)などを教えていただきました。
季節の香りから、街角の小さな会話がうまれるっていいものだな、と思いました。
|