001 バスを待つ時間
パリの地下鉄やバスで、犬や猫を見かける機会は多い。小雨が降る午後、バス停の屋根の下で2匹の犬を連れたマダムを始め、数人がバスを待っていた。
私の隣に立っていたマダムの脚にじゃれて登ろうとする犬くん達。脚が濡れているので、ストッキングに足跡が付くが、「家にも犬がいるから、きっと匂いがするのね。」と大らかに笑うマダム。
犬の飼い主さんの方は恐縮しているが、はしゃいで今度は私の脚に登ろうとする犬くん達。「家には猫がいるんです。」「ああ、だからね〜。」「やっぱり。」とみんなが納得。和やかなムードが流れる。
飼い主さんマダムは申し訳無いとバッグに入れようとするが、犬くん達が入ろうとしないのを微笑ましくみんなが見守っている。忙中閑あり。こんな時間がパリらしいと感じるこの頃。
投稿者=(金沢市出身) 大友 靖子
さん
ブログ パリで猫と暮らす日記
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