そして、現代、
ノエルは世界中で祝われます。フランスでは今も、社会的地位や職業にかかわらず、家族が集まる祝祭日となっています。でも消費とはやり物好きの精神が象徴を独り占め。ノエルの祝祭は生活様式になりました。毎年、新しいノエルを演出しなければなりません。美しくあるには?どうやってテーブルを飾る?きらきら光る新しい洋服。自分風のフォアグラで、新しい料理。このフランスの繊細な味を、そして世界中の料理も取り入れて。どこのレストランもできるだけ洗練されたものをあっさりと、特別料理を用意しています。そして「旅先で過ごすノエルも楽しい」と言う方、旅行社は鎬を削っていますよ。テレビは特別番組で、世界中がノエルをどんなふうに祝っているか、紹介しています。
でも、世界では不幸なこと悲惨なことが、ノエルの時にも起こります。病気に苦しむ人、囚われ人。ノエルの祝祭が、ずっと昔からの、憐憫と希望とをもたらすという象徴を失わないために、多くの慈善団体が不幸な人々や、家族のない人々、病気の人々のために祝祭を企画しています。
今年は
●どのシャンパンを選びましょう・・・
金と真珠のブレスレットのプレゼントがついた、「アラヤ1997年真珠特別樽」
キャビアと一緒に「ドン・ペリニャン・ペトロシアン」
それとも黒真珠をぶらさげた「シャルル・イドゥシック」
●ビュッシュ・ド・ノエルを買うなら?
東京にもお店があるピエール・エルメ(サン・シュルピス教会のそば。ボナパルト通り72番地)ショーケースの中のトリュッフやビュッシュは宝石のよう。
●そして、最近の話題のスポットは・・・
セーヌに面したデパート「サマリテーヌ」に買い物に行ったら・・・新しくお目見えのスシ・バー。
サン・ジェルマン・デ・プレなら、ジロデー・スープ・バー(プランセス通り5番地)でスープを試してください。
マドレーヌ界隈には新しい和菓子屋さん源吉兆庵(マドレーヌ広場17番地)ができました。
バカラの新しい美術館のレストラン「クリスタルルーム」(アメリカ合衆国広場11番地)の夢のような光の国に逃げ込んで・・・
●でもやっぱり、
レストラン小切手(会社が、福利厚生の一つとして社員に配る食事券のこと)を寄付しましょう。「レスト・デュ・クール」(貧者のための炊き出し施設)においしい食事が提供できますから。
ノエルには、誰もが住みかを探します。真っ白い雪のような、あまく、やさしい居所を。
Joyeux Noel
カトリーヌ・ヴァン・モペス
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ショッピング街で真剣にプレゼントを選ぶ人
ショーウィンドウは、クリスマスの雰囲気満載!
個性溢れるデコレーションで購買意欲をそそります。
恒例のシャンゼリゼ大通りのイルミネーション
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