先週、ノートルダム大聖堂前にヤシの木が並んだ日がありました。
しばらく天気が良いので、夏を先取りしたのどかなビーチが出現？と思い近づくと、様々な国で起きている宗教にまつわる迫害事件を紹介し平和を願う、鎮魂のオアシスでした。砂漠を潤すオアシスにも生息するヤシは、古代エジプトやギリシャでは勝利と恵み、同時に弔いを表す生命のシンボルであり、神聖な木として崇められていました。
今日、世界ではなお信仰の自由が認められなかったり、信条のために凶悪な殺害事件に巻き込まれたりという現状があり、全体の75％の犠牲者がクリスチャンという統計があるそうです。国、人種、信仰などの違いを皆が尊重し合って共存する、平和を望むノートルダムの祈りのイベントでした。