震災から3ヶ月が過ぎましたが、今もなお避難所生活や自宅が避難区域になり、我が家へ戻れない人々が多くいらっしゃいます。
しかし残念ながらここフランスでの報道も当初に比べると減る一方です。フランスの方々もメディアで報じられなくなったということは、復興が順調に進められている、特に技術力の高い日本なので、あまりその点で心配をしなくてもよい、と思っている方も多いようなのです。
6月11日、震災後3ヶ月を機に国際的に反原発を訴えるデモが世界各所で行われました。パリ市内はレピュブリック広場から市庁舎前広場までの約3kmの道のりを行進し、その後集会やコンサートが行われました。
欧州の国も福島の事故をきっかけに、原発への新たなアクションを起こす国もではじめました。6月5日付フランス週刊紙ジュルナル・デュ・ディマンシュが公表した世論調査では、回答者の計77%が、原発を即時もしくは段階的に廃止すべきだと考えているという結果になりました。
今回の震災は、今日まで原発を推進してきたフランスに今後どのような動きをもたらしていくでしょうか。 |