先日マルシェの八百屋さんの前を通ると、お店のムッシュー威勢のよい声で、セップ、ジロール!ときのこの名前を連呼していました。その日は今年の初売りだったようで、その声にも力が感じられました。
フランスのきのこは日本とは種類の違うものも多く、形や色も様々。見た目はもちろん、味や香り、名前がユニークなものも。真っ黒いラッパのような形の"Trompette de la mort(死のトランペット)"、白くて大きな笠の"Pied du mouton(羊の足)"など、まるでおとき話の中のフレーズのようです。
フランス料理として調理するのはもちろん、案外和食の食材として日本のきのこの代用にしても美味しいので、色々なきのこを試すのが、美味しく楽しい季節です。
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