1880年より毎年開催されている「Le 14 Juillet（ル・カトルズ・ジュイエ＝7月14日）」は、年間最大規模のナショナル・イベントです。1789年7月14日、バスティーユ奪回と共に終焉を遂げた絶対君主政治。その翌年、一周年を記念して行われた連盟祭が起源となっています。
フランソワ・オランド大統領初参加となった、恒例、シャンゼリゼ大通りの軍事パレードは、心配された雨には降られることなく、大変な人出となりました。もうひとつ恒例行事は、トロカデロで上がる花火。今年は「70〜80年代ディスコ」テーマで、エッフェル塔の中央にはミラーボールが煌めく演出となりました。
終日、パリの気温は上がらず、7月だというのに寒い記念日となりましたが、ノクタンビュル（夜ふかしする人）は、消防署が開催する伝統のダンスパーティで熱い夜を過ごしました。
この日を境に、フランスは夏のヴァカンスに突入します。