秋晴れの日曜の朝、教会に集まる人々。住宅街であるせいか、小さな子どもの手をひいた家族連れもかなり見受けられます。神父が出迎え、和やかな雰囲気です。皆、顔見知りのご近所といったところでしょうか。
古より、教会は街のシンボル的存在です。ヨーロッパの街は、整備された広場とそれに面した教会や聖堂を中心に発展してきました。教会と広場の周囲に人々の居住や商業は集中し、次第に外へ広がっていったのです。ヨーロッパのどこを訪れても街の機能は似通っていて、特に小さな街を訪れると「初めてなのにいつか来たような気がする・・・」という錯覚に陥ることがありませんか? それはヨーロッパ的、街の形成の歴史のせいかもしれません。
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