モンパリ セサンパ
感じいい!親切!ちょっと贅沢!「セ・サンパ」とパリジャンは表現します。ここでは、そんなサンパなパリのプチ情報をご紹介します。

2011.04.06  復活祭へ、ウインドウも花盛り

  四月に入り、復活祭の季節になりました。キリスト教においては、クリスマス(降誕祭)と並んで大事なお祝いになっています。この時期になると、どこのお菓子屋さんも競って、ウインドウにチョコレートのお菓子を飾ります。チョコレートのめんどり、うさぎ、卵・・・etc。フランスでは日本のバレンタインデー並みに、チョコレートが売れる季節なのだそうです。有名な、復活祭の飾り卵は、ヒナが卵から孵る様子が、イエスが磔刑後に復活する様子を彷彿させるからだとか・・・。
 復活祭の日付は「春分後の最初の満月のあとの日曜日」となっており、今年は4月24日がその日に当たっています。春の到来を祝う祭りでもあるのですが、毎年決まって肌寒くなるのが復活祭のころ。こんな諺があります。フランス語では復活祭のことをPâques(パック)と呼びます。
 
「Si le vent souffle la veille de Pâques, il soufflera pendant 6 semaines.」
(復活祭の前日に風が吹けば、その風は6週間吹き続けるだろう。)

「Noël au balcon, Pâques au tison.」
(クリスマスはベランダで、復活祭は暖炉脇で。)

これは、クリスマスがbalcon(ベランダ)で過ごせるような陽気であれば、Pâquesの時期は、tison(ティゾン/薪)の近くで過ごすくらい寒いということ。さて、今年のPâquesはどうなるかしら・・・?

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