久しぶりに、トロカデロ広場からエッフェル塔を望む場所にやってきました。その左翼にある建物がシャイヨー宮、『Cite de l'architecture & du patrimoine / 国立建築遺産博物館』となっています。
赤い壁に浮かび上がるのは、ムーラージュ(型取り)された12世紀?17世紀にかけてのフランス各地の教会や建築物の一部のレプリカ。実物大でその迫力もさることながら、そのリアルな趣に驚きます。その中でも圧巻なのは、カオールの「サン・エチエンヌ大聖堂のフレスコ画」。直径18mの迫力のある絵画が天井に描かれ、中央のベンチに座ると(人がいなければ寝転がるのもよし)まさに天から包まれているような不思議な感覚をおぼえます。その他近代建築のコーナーには、ル・コルビュジェ建築のマルセイユのユニテ タビタシオンの原寸大の部屋(モデルルームのよう!)も設置され、実際に中に入って閲覧することができます。
第一日曜日の無料美術館にもなっていますので、様々な時代の建築を体いっぱい体験してみるのはいかがでしょうか。
Cite de l'architecture & du patrimoine / 国立建築遺産博物館
http://www.citechaillot.fr/
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