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鳥の巣
リュクサンブール公園のいつもの散歩道で見つけた不思議な鳥の巣?!
直径は1mぐらい、なかにはつやつや光る茶色の小さな卵がたくさん・・・。
子どもたちがマロニエの落ち葉をかき集めて作った鳥の巣です。立派なl’art environnement ( 環境芸術 )?! なかの卵はもちろんマロニエの実です。
この鳥の巣、実は毎年見かける秋の公園の風物詩のようでもあります。持ち主の飛び去ったあと、この不思議な鳥の巣はまた違った「主」に受け継がれて、綺麗に整えられたり、はたまた無残にかき回されてしまったり。でもそこには、子どもたちが夢中になって遊んだ息吹残っているようで、見つけるたびに微笑ましいのです。
毎年この季節、公園の庭師のおじさんたちは次から次に落ちてくるマロニエやほかの木々の枯れ葉をかき集めるのに大忙し!マロニエ並木のあちこちに、おじさんたちが苦心して築き上げた枯れ葉の小山が出来ています。でもこれもまた、子どもたちにとっては格好の遊び場所!葉っぱなので飛び込んでも痛くないし、飛び込んではくずし、飛び込んではくずし、本当の鳥になったように体のあちこちに羽根のような枯れ葉をたくさんくっつけて大騒ぎです。庭師のおじさんたちの苦労と、不思議な鳥たちの楽しい巣作りはまだまだしばらく続きそうです。 by N・M
投稿者=村上 野舞子
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