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パリ一おいしいお菓子の店
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2004.01 |
Tholoniat トロニャ |
47
rue de Chateau d'eau 75010 Paris
Tel 01 42 39 93 12 |
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10区の区役所近くにある小さな見落としそうなお店、ウインドウは普通のお菓子と チョコレートが並んでいる。シュガーデコレーションはローマ法王も召し上がったもの。
今のご主人クリスチャンのお父さんの時だが、彼は67年に日本にも行っている。今は亡き辻静雄氏から本を献呈されている。フィガロジャパンでミントの葉ののったチョコレートが紹介されたそうだが私の絶対のお勧めは奥にあるセミフレド。このお菓子はもともとイタリアのものなのだがここの主人が換骨奪胎して洗練された素晴らしいものを作りあげた。
いろいろ有名な店が日本に紹介されているがここは知る人ぞ知る店。とにかく一度食べてみてほしい。 上のカラメルは普通ガスバーナーで焦げ目を付けるがここのはポルトガルやカタロニア地方に伝わる昔ながらの鉄のアイロン状の物で焼き色を付けている。味が全く違う。美味しいのだ。その下はナッツ風味のヌガチーヌのクリーム、その全部が素晴らしい
ハーモニーを醸し出す。 その名のごとく〔イタリア語で半分冷たいという意味)冷やして食べる。だから買ってから長時間持ち歩くことはできない。デザートにもおやつにもいける。
月曜休:8:00-19:30日曜:8:30-16:00
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Jean-Paul Hevin ジャンーポール エバン |
http://www.jphevin.com
(日本語バージョンあり) |
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ガレット・デ・ロワ 4人用で24ユーロ
23 bis avenue de la Motte Picquet 75007 Paris
Tel : 01 45 51 77 48
Fax : 01 45 55 87 33
3 rue Vavin 75006 Paris
Tel : 01 43 54 09 85
Fax : 01 40 46 95 51
231, rue St Honore 75001 Paris
Tel : 01 55 35 35 96
Fax : 01 55 35 35 95 |
Jean-Paul Hevin のチョコレートが美味しいのはつとに有名だがフランスで一月のお菓子というとgalette
des rois.1月6日はエピファニー(公現祭)といって東方の三博士が贈り物を持ってベツレヘムにやってきてイエスを祝福する日でフランスではこの日にアーモンドペースト入りのパイを食べる習慣がある。もともとは小麦粉のただの菓子だったらしいがそこはグルメ、グルマンの集まっているフランス、アーモンドペースト入りのパイになってしまった。
その中にソラマメ(フェ-ヴ)を入れておいて切り分け、それに当たった人が男なら王様、女なら女王になり紙の王冠を載せてもらいその場にいた人たちの中から相手を見つけることができるというなかなかわくわくものの習慣なのだ。
ここのはチョコレートのパイ生地のなかにチョコレート入りのアーモンドペースト。絶品である。ぜひ試してほしい。一月だけの期間限定商品。すぐ売り切れてしまうから予約したほうがいいかもしれない。やみつきになること請け合いだが幸い一月中しかやっていないので太らなくて済む。なぜ日本で売られていないのか不思議なのだが一説によると今は陶器になっているフェ-ヴが危ないからだという。というわけで日本の皆様、一月のパリにきてみませんか? |
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