パリならではのゆっくりとしたリズムに身をゆだねてみたい。
パリジェンヌのお気に入りのグルメスポット
を紹介します。
感じいい!親切!ちょっと贅沢!「セ・サンパ」とパリジャンは表現します。そんなサンパなパリを、ほぼ毎週更新でご紹介しています。
思いがけないレストラン
2004.08
LE CAFE MARLY
ル・カフェ・マルリー
7Palais de Louvre(l'aile Richelieu)
Tel: 01 49 26 06 60 無休
ルーブル美術館と言えば世界に冠たる大美術館で、そこに美味しいものを求めて行く人はいないと思うが、何時間か館内を見学した後、外の空気を吸いながらしゃれたギャラリーでピラミッドと中庭を眺めつつフレンチのランチ、というのはいかがだろう。
7,8年前から俄然外で食事をするのが熱病のように流行していて、勿論昔からカフェテラスはあったのだが冬でもストーブをたいてダウンを着て外でということが多くなった。このマルリーのギャラリーも昔の王宮の一部をテラス風のレストランにしたもので、ちょっとイタリア風にしゃれていると言ったらフランス人に怒られるだろうか・・・。細長い廊下のようなレストラン。見学の後オープンエアで食事をするのは解放感があっていい。勿論コーヒーだけをボーっと飲むのもいいだろう。今見た名画が頭の中に蘇ってくるかもしれない。
朝の8時から夜の2時までずーっと開いているので贅沢な朝食をしたためてから9時にオープンする美術館に入る手もある。フォワグラやオマールもあるのはルーブル内のカルーゼル・ド・ルーブルでプレタポルテや各種催しが行われたりするからであろう。政府高官も食べに来ると言う。
軽食なら20ユーロ程度、ちゃんと食べると35ユーロ位。ワインもサンテミリオンのトップ、シュヴァルブランやぺサックレオニャンのトップ、オーブリオンも揃っていてわくわくする。荒天の時には中に(中二階)入って食事をすることが出来る。贅沢な時間を是非どうぞ。
フラマン
FLAMANT
8,rue de l’Abbaye 75006 Paris
Tel : 01 56 81 12 42
フラマンはサンジェルマンデプレ教会の裏のアベー(Abba
ye)通りにある家具の店である。「フラマン」というのはベルギーのフランドル地方の人とかそこのものという意味だが、本来の単語とは少しスペルが違う。固有名詞にしたためであろう。大変広いスペースにはしゃれた家具や台所用品が、まるで家にいるような錯覚を覚えさせるように巧みに配置されている。それらを賞玩しながらずーと奥に進んでいくと、目立たないところにしゃれたレストランのコーナーがあり、軽いランチをとれるようになっているのだ。
冬は熱いスープや野菜のグラタン、キッシュなど、今は暑い季節なので各種サラダやサンドイッチが多い。軽食なのだがその辺のキャフェとは違い、洗練されている。シェフの一人は日本人らしい。パンと紅茶は《パン・コティディアンPain Quotidien》というベルギーのメーカーのものである。紅茶類が5ユーロ、サラダが12ユーロ位。デザートのお菓子もおいしい。軽いランチで22,3ユーロ程。
家具の店であるから、いろいろと見た後にゆっくり食事しながらどれにするか決めてもらう為に作ったのだろうか。ともかく広い店内が一つの大きな家のようなので、誰かの家に招かれて食事をしているような錯覚に陥る。店の入り口は、ドラクロワ美術館のあるフュルスタンベール広場にもある。
家具店営業日(月―土)昼食時間のみ12:00−14:00
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