パリならではのゆっくりとしたリズムに身をゆだねてみたい。
パリジェンヌのお気に入りのグルメスポット
を紹介します。




セ・サンパ
感じいい!親切!ちょっと贅沢!「セ・サンパ」とパリジャンは表現します。そんなサンパなパリを、ほぼ毎週更新でご紹介しています。
モロッコ料理

2004.02

aux trois marches
オ-・トロワ・マルシュ
 11 rue Jouffroy d'Abban 75017 Paris
 Tel : 01 46 22 55 52

 ここは17区のはずれポンカルディネの近くにある店。モロッコ風のたたずまいがオリエンタルな雰囲気をかもし出している。店の名前は3段という意味で3段上った所にある店というほどの意味だ。この名前はヴェルサイユにある有名なレストランと同じである。中はとても清潔で上品な感じ、出てくる食べ物もきれいというか潔い感じがする。ここはクスクスもいけるがタジンという肉の蒸し焼き料理がお勧め。言ってみれば富士山のような形をした蓋をして肉や野菜を焼くのだが上の所が煙突のようになっていて蒸気がでるしかけ。土鍋の一種なのだが一切水を使わず焼き上げるので味が逃げずふっくらと美味しくたきあがるのだ。
 鶏とオリーブ、またはレモン風味、子羊とアーモンドとプラム、野菜のみ、たまに魚のもある。 鶏と塩漬けのレモンとオリーブのタジンが最初の人には無難かもしれない。 ちょっと慣れてきたらラムとアーモンドとプラムのタジンに挑戦してみよう。プラムがとろっとしてあまずっぱくラムの旨さと合いアーモンドがかりっとして実にあう。肉とフルーツにアーモンドの取り合わせなんていうとお菓子みたいで眼を白黒させてしまうかもしれないがフルーツの香りとあまずっぱさが肉の臭みをとってくれてヨーロッパの人もよく肉とフルーツを合わせる"シュクレ・サレ"(あまいのとしょっぱいのが一緒になっていること)と言う。
 デザートは甘いオリエンタル菓子があるが日本人はこれでお腹一杯になってしまうだろう。あとは甘いミントティでしめくくろう。ときには下がどろどろのアラビア風のコーヒーでもいいかもしれない。
ワインはあちらのgris(グリ、ロゼなのだが色が薄くすっきりとした飲み心地)がお勧め。お値段はタジンで11〜14ユーロ、ミントティとで15ユーロ以内(昔の100フラン)で収まる。


無休
メトロ : Wagram

caprice カプリス
 1,rue Cherubini 75002 Paris
 Tel: 014296-8573
 カプリスというのは"気まぐれ"という意味で確かにこの店はそこに着くまでやっているのかどうかわからないという、一風変わったレストランである。オペラ界隈であり,近くには美味しい日本風の中華、『北海道』があるのでだめならそこに行けばいいというつもりでいけばいい。勿論予約して行けばいいのだが、通常は お昼のみ。1時過ぎに行くといやな顔をする。
 一般にレストランはご主人がキッチン、奥さんがサービスだがここは反対。奥さんが美味しいクスクスをつくり、ご主人が気まぐれなサービスをしている。だがクスクスをはじめ、ミントティからおとおしに出されるピスタチオまですべてがおいしいのだ。スープが澄んでいてとてもきれい。味もさっぱりと清潔な感じがする。 アリサというピーマンペーストも抜群においしい。それをスープに溶かして具沢山のスープとスムールという小麦粉から作った付け合せでいただく。 日本で言うとご飯にあたる。上にのせるものは普通子羊とかだが、ここのスペシャリテは牛のブロシェットなのでラム嫌いの日本人にもうけるだろう。とにかく一度ためしてみてほしい。前菜もあるが日本人はクスクスを全部たいらげるだけで大変だろう。でもご主人手作りのお菓子もあるからお腹に余裕のある人はためしてみてもよいだろう。 前はピスタチオのお菓子がありそれが絶品だったのだが皆お腹一杯で食べないためつくらなくなってしまったそうで残念である。
 夜は月曜から木曜まであけるつもりだそうだが、気が乗らなければ閉めてしまう。他と比べて高いと思われると思うが、一度お試しあれ。絶対後悔しないと思う。牛のブロシェットで22ユーロ。ワインとミントティあわせて一人30ぐらいか。 


Metro :Quatre Septembre, Bourse
Tel: 014296-8573
月曜−金曜 12時―14時
月曜−木曜  随時(時々)夕
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