耳におしゃれなフレンチタッチ、最新ディスクの紹介。



セ・サンパ
感じいい!親切!ちょっと贅沢!「セ・サンパ」とパリジャンは表現します。そんなサンパなパリを、ほぼ毎週更新でご紹介しています。
他のパリを聴く
この夏は、数奇な運命のダリダ(Dalida)に酔う
《LA MOME》 愛と悲劇のシャンソンの女王、エディット・ピアフ
現代版エディット・ピアフ 「L'empiafee」を聴いて、元気をもらおう!
パリの秋も、またまたミュージカル?
パリの春も、またまたミュージカル?
パリの冬は、 コメディ・ミュージカルでホットに!!
秋はシャンソン・フランセーズの季節
また二つ、巨星逝く、、
シャンソン界の重鎮たち
テーマ「愛」
癒し系歌手
CDレビュー5月
ジェーンバーキン
CDレビュー1月
CDレビュー12月
プチ・プランス
カース
5月の風邪のようにやさしい音楽をピックアップ。
2003.5
Louis Philippe / My favourite part of you  
80年代末バブル華やかし頃の東京で、エルという、インディーのレーベルが大いに注目を集めたことがありました。イギリスのレーベルなのにフランス語のネーミングだったり、インストだけの架空サントラのようなアルバムや、ラインアップの殆どがシングルだったり、ドフトエスキーを先祖に持つ女性ボーカリスト(きっと嘘にきまっているのだが)がいたり、ちょっとひねくれたポップス感覚が新鮮でした。そのエルのアーティストの中で中心的存在、来日も果たしたのがルイ・フィリップ。その彼の、お久しぶり、新作は相変わらずの、アコースティックホップ。懐かしい美声と、パステルトーンなバックが春風のように爽やか。
 
  Brazilian sounds from Paris
  昔から、ピエール・ヴァルーのサラヴァなど、ブラジル音楽とフレンチは相性抜群。このコンピでは、フレンチフレーヴァーのブラジルものが楽しめます。少し早いヴァカンス気分を味わいたい。
Daniel Mille / Entre chien et loup  
新作ではないけれど、春のようにやさしいメロディー。ダニエル・ミーユのアコーディオンのメロディーは(そして時々聴ける自身のボーカルも)、とってもスウィート。ジャジーなサウンドですっかりリラックスできる。ウィークエンドの昼下がりに、我が家の必聴盤。
 
  Joni Mitchel / Travelogue
 

最後に、フランスのアーティストではないけれど、ジョニミッチェルの新アルバム。リリースされたのは昨年の11月。本作で引退宣言をしてしまったジョニの、今までの代表作をフルオーケストラをバックに歌うセルフカバー。若かりし頃、「私は私が自分自身であるためにひどく忙しい。」と歌ったジョニ。その後も忙しかったのだろうか?今のような時代だからこそ、本作のような作品を聴けることにいっそうの感銘を覚える。激しさも、静寂も包容する豊かさがここにある。聴くべし。

   
   


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